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会場構成への熱い想い
会場構成への熱い想いが膨らんだのはいつからだろう?
新素材研究所が手がけたカルティエ展 (2019)
田根剛が手がけたミナペルフォネンつづく展(2019)
あたりからおぼろげながら建築家の方が積極的に自身の仕事に会場構成を選択し?!また社会的にも重要な仕事として認知されはじめてきたように記憶している。
(以前からももちろんあったのだろうが手がけた方のクレジットは無かったように思う)
自分の中での決定的になった会場構成は中山英之が手がけたモネ光のなか展(2021)、同建築家の川内倫子:M/E球体の上無限の連なり展(2022)である。
とても優れた会場構成の仕事を目の当たりにし、コロナ禍以降住宅資材の高騰や余剰する既存住宅ストックにより勢いのあるリノベーションの仕事と同じくこれからの建築家の仕事としての主戦場になるであろうと確信した。
何はともあれ仕事以上に趣味として興味を持った展覧会へ足を運ぶのを常にしている私はリサーチも兼ねて数年間会場構成の現場を観察し続けた。
名も無い実績もない建築家には当然会場構成のオファーなど来るはずもない笑。
そこで私はひっそりと自分で自分の個展を企画し、会場構成すればいいじゃない!!と胸に秘めていった。
それがいつになるかはわからぬまま月日は流れて娘の小学校卒業の2025年の年明けに、
建築士の資格学校で知り合った女性の友人と新年の挨拶LINEをしていた。
彼女は数年前から設計事務所の傍ら地域に開いたギャラリーのような居場所を企画運営していたのですが、遊びにいきたいと思いつつも子育て中は何かとバタバタしており、なかなか足を運べずにいた。
しかし娘の卒業というまたとないタイミングと友人へのお祝いとして場所をレンタルしたいという想いが結び付き、自身で企画・会場構成した個展を彼女のギャラリーで開催しすればいいのだ!!と天からのお告げのように閃いてしまった。赤ちゃんの頃から撮りためていた娘の写真やアルバムを見てもらいたい想いと結婚式以来親しい友人らが一堂に会する場を設けたいとの想いもあった。
こうなると、いつも私の行動は早い笑。
3月末に1日貸切を予約、インビテーション作成・送付、写真家選定・依頼、各打合せ、発注、制作と合間に娘の卒業式や卒業母子初海外旅行を楽しみながらも直前は徹夜で作業を仕上げて、当日は仲間や子供たちの力をお借りして、個展は大盛況に幕を閉じた。
(個展の詳細はworks→サワダ写真館 家族の風景展をご覧ください!)
やりたいと思ったことはじっと待たずに、自ら動いてみたら実現できるということを今回、学んだ。
何よりとても楽しかった!個展自体は当然無料な上、むしろ製作費までかかっているが笑、それ以上に実績を作れたということが事務所としては大きな収穫だ。
目先の損得で物事を判断してはいけないと常々思っている。
これから先も可能な限り待つのではなく自らが発注者となり、仕事を進めていける体制を整えていきたいと思っている。
