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始まりの旅
わたしは旅をこよなく愛する人間だ。
独身の頃は国内外問わずいろいろな場所に旅をしてきた。
当時はインターネットはまだ出始め、SNSなんてもちろんない時代。雑誌や本、TV・ラジオからの情報でアンテアに引っかかった場所へ足を運ぶ、そんなふうにして行き先を決めていたように思う。
大学に入学しバイトで収入を得るようになって20歳で初めての海外デビューの行き先はたしかグアムだった。友人に誘われるまま流れで行った。当時は今ほどリゾート地化されていなくてのんびりとした島だなぁという印象と実弾での射的体験に女子3人で大号泣した笑い話を思い出す。あと海に大量発生していたナマコの足に触れた感触が今でも忘れられない記憶笑。
卒業旅行では友人5人でイタリア・ギリシャ・スペインを巡った。初めてのヨーロッパ。古代ローマではゴロゴロ街中に出現する遺跡やバチカン市国のフレスコ画に人間ってすごい!とバカみたいな感想しかでてこなかった笑ギリシャアテネでは町から坂を登った先に急に現れたかの有名なパルテノン神殿。実物が存在してたんだとため息。スペインでは本物の大作、ピカソゲルニカ画!時を忘れてずっと観ていた。どれも20歳そこそこの若者には圧倒されすぎて、夢見ごごちで。貧乏旅行だったけれど、これから先の人生にきっと何がしかの影響があるのだろうなというワクワクを胸に帰国した。
卒業してからは香港、バリ島、シカゴ、イタリア(ローマ・ベネチア・ミラノ)
フィンランド、パリ、NY、デンマーク、スウェーデン。
一級建築士の試験と仕事の合間を縫って旅してきた20代。いまでも本当に旅は財産だったなと思っている。変わらずビンポー旅だったけれど、エアチケットだけをとり、現地でカタコトの言葉でホテルの予約を取るなんてことを楽しんでやっていたなぁ。旅のバイブルは今も昔も「地球の歩き方」。持ち歩くのに分厚くて重いんだけど笑
その国の割と全てが網羅されていてやっぱり信頼度が高いんです。
いまはスマホになっちゃうんだろうけど。
今春、娘と行った15年ぶりの海外旅行にも迷わず基本地球の歩き方1本で!世代ですかね?
国内は主に春の京都、離島や世界遺産を巡る旅へ。
沖縄本島は数えきれない!!!、石垣島、西表島、竹富島、屋久島、八丈島、大島。毎年恒例町家に泊まる京都桜旅、北海道小樽、
札幌、飛騨の高山、白川郷(合掌造世界遺産泊!)などなど。
これから少しづつ旅の思い出の記憶を手繰り寄せながら綴ってみようと思います。
自邸リノベ記録1
2019.1.19
自宅リノベーション、現場日記がわりに進捗状況備忘録的にまとめていきます。
(この記事は仲間内で読めるマガジンで連載していた記事に追記した形でお届けしています)
解体始まりました!
本物件はRC壁式構造で壊せない構造壁がほとんどですが、スケルトンリノベになります。
全てをいったん真っ新な状態に戻してからいかようにも設計次第で空間を一新することが可能です。
リノベーションをを前提に中古物件を購入する場合、このように全て一新するのですから綺麗な状態である必要はなく、むしろ荒れ放題で価格が抑えられている物件を購入する
方が賢い方法だと思われます。
我が家の物件購入のポイントですが、特に子育て世代は周辺環境が大事だと考えています
・安心、安全に近くに子どもが遊べる場所があること
・集合住宅の特性上限られた窓からの景色(自然)は重要ポイント
・常識を疑い床面積は広ければ良いものではない。家の要となる「床・壁・天井」の仕上面積がスモールであればあるほど全体的に良い素材を採用可能で結果空間の「質」を上げることにつながると考えます。
・スーパーなどの商業施設(便利な立地)は今はネットショッピングの時代でもあり、あまり重要視しなくても良い
中古でリノベの最大のメリットは、物件購入価格を抑えられ、その分内装にコストをかけられるところだ。
新築マンションより大幅にコストを抑えた上で世界で一つだけの自分好みの住まいを手に入れられることが可能です。
住宅を資産と捉えていない方には本当にオススメします。
マンションの管理状況は死活問題になってきますので、専門家と一緒に確認されることもあわせてオススメします。
長期に及ぶローンに縛られず、旅や趣味や人生を豊かにしてくれるモノ、コトに大切なお金をまわせるかもしれませんね。
コロナ禍を経た新生活で、通勤に便利な場所での生活というしばりがなくなった今、住まいの選択肢は広がってより自由に自分のライフスタイルに合わせて住む場所が選べるようになりました。憧れの田舎暮らしも憧れではなくなってきました。
多くの方は住宅の比重が重くなりがちだと思われますが、人生の3大支出であると言われている「住宅費」・「教育費」・「老後費」
にかけるお金のバランスを取ることが大事なのかもしれません。
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