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2025-11-10 14:29:00

始まりの旅

わたしは旅をこよなく愛する人間だ。

独身の頃は国内外問わずいろいろな場所に旅をしてきた。

当時はインターネットはまだ出始め、SNSなんてもちろんない時代。雑誌や本、TV・ラジオからの情報でアンテアに引っかかった場所へ足を運ぶ、そんなふうにして行き先を決めていたように思う。

大学に入学しバイトで収入を得るようになって20歳で初めての海外デビューの行き先はたしかグアムだった。友人に誘われるまま流れで行った。当時は今ほどリゾート地化されていなくてのんびりとした島だなぁという印象と実弾での射的体験に女子3人で大号泣した笑い話を思い出す。あと海に大量発生していたナマコの足に触れた感触が今でも忘れられない記憶笑。

 

卒業旅行では友人5人でイタリア・ギリシャ・スペインを巡った。初めてのヨーロッパ。古代ローマではゴロゴロ街中に出現する遺跡やバチカン市国のフレスコ画に人間ってすごい!とバカみたいな感想しかでてこなかった笑ギリシャアテネでは町から坂を登った先に急に現れたかの有名なパルテノン神殿。実物が存在してたんだとため息。スペインでは本物の大作、ピカソゲルニカ画!時を忘れてずっと観ていた。どれも20歳そこそこの若者には圧倒されすぎて、夢見ごごちで。貧乏旅行だったけれど、これから先の人生にきっと何がしかの影響があるのだろうなというワクワクを胸に帰国した。

 

卒業してからは香港、バリ島、シカゴ、イタリア(ローマ・ベネチア・ミラノ)

フィンランド、パリ、NY、デンマーク、スウェーデン。

一級建築士の試験と仕事の合間を縫って旅してきた20代。いまでも本当に旅は財産だったなと思っている。変わらずビンポー旅だったけれど、エアチケットだけをとり、現地でカタコトの言葉でホテルの予約を取るなんてことを楽しんでやっていたなぁ。旅のバイブルは今も昔も「地球の歩き方」。持ち歩くのに分厚くて重いんだけど笑

その国の割と全てが網羅されていてやっぱり信頼度が高いんです。

いまはスマホになっちゃうんだろうけど。

今春、娘と行った15年ぶりの海外旅行にも迷わず基本地球の歩き方1本で!世代ですかね?

 

国内は主に春の京都、離島や世界遺産を巡る旅へ。

沖縄本島は数えきれない!!!、石垣島、西表島、竹富島、屋久島、八丈島、大島。毎年恒例町家に泊まる京都桜旅、北海道小樽、

札幌、飛騨の高山、白川郷(合掌造世界遺産泊!)などなど。

これから少しづつ旅の思い出の記憶を手繰り寄せながら綴ってみようと思います。

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