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Ryuichi Sakamoto:Diaries
さっそく観てきました!
坂本龍一さんの最後の映画音楽になったのは是枝監督作品「怪物」のサントラだったと記憶しております。
大好きです。とても。映画も音楽も。
わたしと教授との出会いは遥かむかしむかしの小学生のころ。
友人の家に遊びに行くと彼女の兄が変な髪型(テクノカット!)をして変な曲をいつも自室で流していました。
これがかの有名なYMOとの出会いです。
小学生がYMOにはハマるわけもなく笑月日は流れ、高校生になり。
坂本龍一がサントラを手がけ出演もした大島渚監督作品映画
「戦場のメリークリスマス」(通称戦メリ!)
をレンタルビデオ屋で借りて観ることになります。
北野武やデビットボウイを出演させる監督のセンスが光るもさることながら、
その内容も高校生にはちょっぴり刺激的でした。
リアルタイム上映が私が10歳のころなので、なかなかに早い出会いになります。
劇中に流れているその美しく忘れられないメロディーに一瞬で虜になりました。
そこからレンタルCD屋で掘ほり作業がスタートするのですが。
細野さんはYMOというよりは、はっぴいえんどでどハマりしました。
そしてなんといっても私のハートを鷲掴みにしたのは幸宏さんです!
原田知世ちゃん主演の角川春樹映画「天国に一番近い島」で知世ちゃん扮する主人公の父親役で初めて彼を知りました。
美大出身の彼はとてもおしゃれでアパレルの方でもそのセンスを発揮されていたとか。YMOの舞台衣装も手掛けていたとか。
当時は幸弘さんのソロアルバムと大貫妙子さんや矢野顕子さんばかり聴いていた高校生でした。
その後小沢健二&コーネリアスこと小山田圭吾の伝説のバンド「フリッパーズギター」
に全青春をささげておりました笑
私の音楽遍歴紹介で若干話がそれましたが。
映画の感想
とにかく素晴らしい作品でした。
ドキュメンタリーの枠を越えていたように思います。
観ている者たちもどっぷりと「そこ」にいるかのような感覚になりました。
教授が紡ぎ出した音のシャワーを全身に浴びながら
「生きるとは・ライフワークとは・家族とは・どのような最期にしたいか」
などと深く考えさせられた2時間。
ともかく坂本龍一の生き方にブラボー!
この先もずっと聴き続けます!
