works
- 風景の家(自邸)(20)
- 風景の家(自邸)内部DIY(2)
- 風景の家(自邸)外部DIY(4)
- 市川の家(3)
- 立川の家(4)
- 国立の家(アトリエ六曜舎担当物件)(6)
- 調布の家(アトリエ六曜舎担当物件)(7)
- 深大寺の家(アトリエ六曜舎担当物件)(11)
障子(杉)
建具は全て設計者がデザインし、建具屋さんが製作しました
アトリエ(子供部屋)
壁構造の壁の厚みが安心感と奥行を与え、塗り壁の良さも強調してくれているように感じます。
土間越しにアトリエを見る
にじり口のようにまたいで入る形状のアトリエ入口。2重床分の段差を逆手に取り、腰掛けるベンチのようにも使っています。左手の引戸の奥にはクロゼットと可動棚を設計。フリースペースのクロゼットと併せて家族3人分の洋服類が余裕で納まります。可動棚にはタオル類や下着等洗面所で使用するものを収納し、動線上スムーズになるように計画しました。何か購入したら一つ手放す方法でこれ以上ものを増やさないように努めています。
素材
床材は杉材厚30㎜で土間以外の全ての部屋に採用。マンションの管理規約の遮音等級が一番厳しい等級であった為、コスト増の2重床施工にしてまでどうしても採用したかった無垢杉床材。風合いもさることながら柔らかな足触りや床暖房は採用していないけれど冬場にヒヤリという冷たさは感じない良さがあります。年々飴色に育つ経年変化も楽しみの一つです。反面、冬場は木が収縮して隙いて埃が入ったり物を落とせば傷が付きます。でもそれを簡単に飛び越えてしまうほど愛おしくて大好きな素材です。幅広で厚みも十分あるタイプを採用したことでより杉無垢材の良さを肌で感じています。娘は冬でも自宅では素足です。娘のお友達も我が家に来るとみんな靴下を脱ぎ捨てます。こどもは本能的に気持ちよさを感じとる天才ですから。土間には大谷石を敷きました。調湿効果や経年変化も楽しめる柔らかい素材です。切り出したてのグリーン色から育ててみたくて栃木の石材屋さんから直接仕入れました。壁・天井は全て日本珪藻土左官仕上。調湿作用に優れていて、光があたった時の質感や手触りにおいて手仕事の暖かさを感じることのできる素材です。
アトリエの壁の珪藻土左官仕上と全ての木部カウンター・無垢杉床のワックス塗装はDIYにて自分達で施工しました(DIY編ご参照下さい)
借景
窓から見える風景をとても大切にしています。アトリエからは毎年寒桜を愛でることができ、土間からはリビングの先に広がる緑や紅葉の赤や黄色、山々の風景まで視線が抜け開放感が得られます。こちらに越してきてからは、観葉植物は季節の切花・枝物以外は置かなくなりました。その代わりに外の景色を我が家のグリーンの一部として楽しんでいます。ワンルーム空間のため季節のいい時期にはリビングの南西の窓とアトリエの東の窓から心地よい風がいえの中を通り抜けていきます。